7月14日(土)に高円寺DOM studioで行われる第一回てろてろ自主企画 「ウタ、ライブ」の出演者を、てろてろの各メンバーが紹介していきます。第七回は砂山続きです。
てろてろの初代ギタリストでもある、砂智子さんがメインボーカルを取るバンド。最初は砂智子バンド、という名前で活動していたと思います。
砂智子さんとはかれこれ10年程前から交流があるのですが、その範囲内で感じたまったく勝手な想像、彼女にとっては名義を始めとした言葉に過ぎないもの。そういう速度の遅いものには、あまり意味がないと考えているような、そんな気がしています。
言葉の、意味の奴隷となったウタではなく、ウタのためのウタ。非常に身体的で原初的なウタを、ただ歌う。本当にそのためだけにステージに立ち続けている人なのじゃないかなと。
たまたま能力があるから力のあるメンバーが集まって砂山続きになっているだけで、きっとたった一人でも歌い続けているような、いつまでも続いていきそうな呪術的なウタ。そのウタを、徐々に優しく盛り上げていくバンドとのアンサンブル。一聴して陽気な音楽ではないけれど、よく観て聴いて感じれば、人間の生命力が持つとてもポジティブで明るいものを、彼女のウタから受け取ることができると思います。(評者 Vo,Sax:及川耕碩)
砂山続きレコ初ライブより。砂山続きは1分55秒くらいから。
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