モジュラーシンセとサックスというと、一見何も共通点が無さそうにも見えますが、両者の楽器から発せられる音は共にプリミティブで似通って聞こえるのが不思議なduoです。
(Ba ミサキ)
小川直人さんの印象は、最初は「全然わからなくて奇妙な人」だったのですが、見方がわかるとこんなポップな人はいないなっていう。最高のノイジシャン(どこかで聞いた気がするけれど、本当にこんな言葉あるのだろうか。ノイズを演奏する人)の一人だと思ってます。昔よく小川さんが顔の話をしてて、それが私はすごく好きだったんですが、やっぱりいい音楽をやってる人はいい顔なんですね。小川さんは、間違いなくいい顔でいい音を出すんです。
私の中の良い即興演奏の評価基準の一つに「途中で飽きない」「ダレない」というのがあるんですが、佐野さんの音は一粒たりとも逃したくなくなる。小仏のリーダーとしてかっちり吹いてバンドをまとめている時も良いのですが、30分延々サックスソロを吹いていても「もっと聴きたい」としか思えなくて参りますね。それで、やっぱり顔がいいです。
この二人が組んで演奏するんだから、ライオン同士のじゃれ合いみたいに派手な見世物になるのは、それが悪いわけないのは、まぁ間違いないんです。
(Sax,Vo 及川耕碩)
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