2019年10月4日金曜日

10.26 扁桃核の夜 出演者紹介「地底湖」


地底湖。都内を中心に活動する三人組ロックバンド。

地の底の湖と書いて地底湖と毎度のMCBa &Voのしおんは説明しているが、このバンド名の由来は、2008(平成20年)に多くの不可解な謎を残して未解決となった岡山地底湖行方不明事件にあるという。この事件は一時期ネット上でも真相を憶測する書き込みで賑わい、話題になっていたのを覚えている。

あってはならない事象が意図的に隠された形跡が次々に出てくる。
その真相を知ることは出来ぬものの、その裏に明らかに感じる、意図的なドス黒い悪意の存在になんとも言えぬ不安を覚えたものだ。

勝手な感想ではあるが、このバンドが体現しているものも正にこの部分ではないかと感じている。(バンド名にする位であるから、当然と言えば当然だが)

「よし子落雷」


例えば本曲ではその因果は一切説明されることなく、「少女の頭  避雷針にな」り、「よし子戻れな」くなってしまう。
死んだのか、どうなったかはわからないが、どうやらあまり好ましい状態にはなっていないようだ。

上記の地底湖事件の如く、その真相が語られることはない。

しかし、曲の冒頭で意味深に並べたてられる単語(電車窓、ディストーション等)群はこの結末に至ってしまう理由となる「何か」が存在したかのような不穏な気配を聴き手に感じさせる。

そして、トランシー、サイケを横断しながらも最終的には、「因習的ドロドロ日本語恨歌ロック」の正道を踏み外さない点も、ここで語られているものが、「決して安心と安全からかけ離れた何かヤバいもの」ということだけは明確に伝えてくれるのだ。

2020年という節目、誰もが潜在的に抱える、先行きの見えぬ悪意の出所のわからぬ不安。
それをその若い感性で以って見事に表現する彼らの演奏を是非観てみて欲しい。

(関口マーフィー•うしろ前さかさ族)

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